パグの飼い主が解説!飼い方・性格・注意点とは?パグ脳炎に注意

パグの無料写真

「パグを飼っているけど、パグについての知識がない!」

「パグって飼うのが大変って聞くけど、実際はどうなの?」

などなど、意外とパグについて知らない人は多く。

いざ飼ってみても「あれ、パグってどう飼えばいいのだろう?」

と悩んでしまう方もいるんですよね。

私も飼う前は顔しか分かりませんでした…笑

そんな私でも今や、パグの飼い主歴「13年」

実際に飼ってみて分かったことは、パグは意外とデリケート体質だということ。

今回はデリケートな一面を持つパグについて、飼い始めてから私自身が感じたことについても時折混ぜながらお話ししていきます♪

パグを飼おうか悩んでいる方、パグについて理解を深めたい方は、ご参考にしてみてください。

 

パグとは

パグの無料写真

 

・名前
 パグ

・原産地
 中国

・名前の由来 
ラテン語】pugnus(パグナス)「握り拳」

【中国語】覇歌(パークー)「いびきをかいて眠る王様」

・歴史    
紀元前400年から存在

15世紀頃中国からオランダへ。
(当時の名前;ダッチ・パグ)

ヨーロッパでは原産地がオランダと
間違われていたことも。

歴史的にナポレオンにかみついた伝説あり。

・毛色    
フォーン/黒/シルバー/アプリコット

・サイズ
 小型犬

・体高
 25㎝〜28㎝

・体重
 6㎏〜8㎏前後

パグ性格

パグは陽気な性格でのんびり屋さん。 どこにいてもマイペースは崩しません。

私が実際に飼っていて感じたパグの性格をご紹介します。

パグの性格① かなりの甘えん坊

とにかく甘えん坊なのがパグの特徴です。
いつでも人にくっつこうします。

ソファーに座っていても、物を取りに立ち上がった時もずっとそばから離れようとはしません

パグは内心、飼い主さんにはずっと甘えていたくて、たくさん褒められたいと思っています♪


パグの性格② 人懐っこい

人間が大好きなパグ。

たいていの人とは仲良くすることができます。

赤ちゃんがいるご家庭でも、見守り隊として活躍しますよ♪


パグの性格③ 食べ物に目がない

食い意地がすごいのもパグの特徴。

いい匂いがした時や食べ物の気配を感じた時に、すぐさま飛んできます。

普段見せないくらいのキラキラした眼差しと、「食べ物が欲しい!」と言わんばかりの表情がまた可愛いです♪


パグの性格④ 負けず嫌い

一見温厚そうには見えるものの、かなりの負けず嫌い。

相手に対して「こいつには負けたくない!」と思ったらすぐ、ライバル対象にロックオン!


パグの性格⑤ すぐ拗ねる

一人でお留守番をした時や思い通りにいかなかった時など、すぐに拗ねてしまいます。

機嫌を直そうとしてたくさん可愛がっても、なかなか許してはくれません。

優しそうな見た目のため、すぐに許してくれそうに見えますが、意外と意地っ張りな面もあります♪


パグの飼い方について

パグを飼うには抑えておきたいポイント

最低でもこれされ覚えていると、パグにとっての快適な暮らし作りにつながります。


万全の暑さ対策を

部屋の温度は約20~23℃を目安に!

パグは鼻が短いため、暑いのが大の苦手。夏はパグにとって、かなりきつい時期です。

夏場は約20~23℃を目安に、エアコンを使って室内の温度を調節しましょう。

中には20〜23℃でも暑がる子もいます。

「暑がっているな」と感じたら、その都度調節してあげるといいです。

私の場合、窓を開けて風の通りがいいときは、ハンカチに保冷剤をまいて、体につけたり、あご乗せにしたりしていますよ♪


お散歩は早朝や夕方に!暑い時間帯を回避しよう

お散歩は、早朝や夕方に行くようにしましょう。

日中は気温が高く、地面がとても熱くなっています。

特にアスファルトだと、肉球を傷めてしまうため、気温が上がっていない時間帯の散歩が望ましいです。

日中に散歩すると、熱中症の原因にもなります。


徹底的な湿度管理

犬を飼うようになると湿度管理は欠かせません。

特にパグは鼻が短く呼吸するのが大変なため、高湿度や低湿度になっていると、息苦しそうにします。

一般的に犬に適した湿度は40~60%と言われていますが、

パグであれば、45〜55%くらいが望ましいです。

私が飼っているパグは、45~55%よりも湿度が高くなっていたり、低くなってしまっていると、逆くしゃみをして苦しそうにします。

梅雨の時期や夏場、冬場は湿度の上昇、低下が激しいため、除湿器」や「加湿器」を使って愛犬にとって過ごしやすい湿度を保つようにしましょう。

鼻の低いパグにとって、湿度の影響は大きいです!

お散歩は1日2回

一見お散歩が苦手そうに見えますが、お散歩は大好きです!

アスファルトの道、田んぼが続く土の道。

どこでも歩き続けます。

しかし、満足するとすぐに帰ろうとします!

そこがまた愛おしいです。

犬にとってお散歩は、外の空気と触れ合うことができ、ストレス発散ができる大切な時間。

雨が降っている場合は、体が汚れてしまい風邪をひいてしまう可能性もあるため、室内で体を動かせるのがいいでしょう。

今は犬用のルームランナーも売っていますよ♪

皮膚のケア

顔にある深いしわや耳、ボディは汚れがたまりやすく、ケアは欠かせません。

ケアを怠ってしまうと、皮膚病の原因につながります。

毎日のブラッシングと顔周りのケアは毎日行うようにしましょう。

 

パグ飼う上の注意

しわの掃除

顔にある深いしわはパグのチャームポイント。

雑菌がたまって皮膚病の原因にもなるため、こまめな手入れが必要です。

犬用の消毒シートや消毒液を使って、優しく拭いてあげましょう。

目が大きいから傷つきやすい

目が大きいため、すぐに眼球を傷めやすいです。

特に草むらや畑など無造作に植物が生えている場所では、目に草が入りやすく注意が必要です。

また自身の顔をこするために、家具や硬い部分に顔をこする時もあります。無意識に眼球もこすりつけてしまうことがあるので、注意してください。

目ヤニ

パグは目が大きいため、ドライアイになってしまい、目ヤニがついてしまいます。

ドライアイとは 涙の量が不足して、目が乾燥してしまうこと。
ドライアイが悪化すると、目が傷つきやすくなる。


目の周りには「マイボーム腺」という脂を分泌する組織がありますが、目が大きいと、まぶたが完全に閉じないため、本来分泌される脂の量より少なくなってしまいます。

そのため、眼球に涙がくっつかず落ちてしまうため、ドライアイになってしまいます

抜け毛がすごい

年中抜け毛がすごいのもパグの特徴です。

特に季節の変わり目になると、換毛期が訪れます。

  • 春から夏へ
  • 秋から冬へ

が特に抜け毛が増えます。

シャンプーした後も抜けやすいため、ブラッシングをして、通気性を良くしてあげてください!

肥満

パグは「空気を食べても太る」と言われており、犬の中でも太りやすい犬種です。

そのため、決まった量のご飯を食べさせていても太ってしまうことが多いです。

肥満になると、骨に負担がかかってしまうほか、呼吸にも悪影響を及ぼしてしまいます。

太るとよく水を飲むようになります。
「最近よく水を飲むな。」と感じたら、太り気味になっている可能性もあります。

肥満になった場合は

  • 体を触らせない
  • 歩けなくなる
  • 足を地面につけることができない

など体への異変が出やすいため、肥満にならないように適度な運動を行うようにしましょう。

パグの病気

犬を飼っていて、不安に思うのが「病気」について。

治療法も以前よりは増えてきたものの、愛犬のことを思うと不安になりますよね。

早めに見つけることに越したことはないため、症状が現れていないか、どこか異常はないか、常日頃観察するように心がけましょう

肥満細胞腫

パグに限らず、犬がかかりやすい病気です。
たいていは皮膚に発症しますが、中には口の中や鼻の中、内臓にまで発症することもあります。

犬の体を触っていて少しでも違和感を感じたら、病院に連れて行くことをおすすめします。

鼻腔内腫瘍

鼻の中に発生するガンはさまざまあります。

鼻の長い犬種や鼻の短いパグのような犬種にも発症するガンです。

鼻の中に異常が生じると、

  • くしゃみ
  • 逆くしゃみ
  • 呼吸困難
  • 鼻から出血

などの症状が現れます。

犬にとって鼻は呼吸するためには欠かせない大事な部分

異常を感じたら、病院に連れて行きましょう。

口腔内腫瘍

悪性場合あっと言う間に大きくなり、転移が早いのが「口腔内腫瘍」

良性もありますが、悪性もあります。

特に口腔内腫瘍の中で多いのが「メラノーマ」

転移することが多い腫瘍です。

口腔内腫瘍の症状は口の臭いが強くなる、よだれが増えるなど。

犬は口の中を触られるのを嫌がります。

普段から口の中に指を入れ、口内観察をする癖をつけましょう。

歯みがきをする時も、やりやすくなりますよ♪

リンパ腫

リンパ球の増殖によって、体に異常をきたす腫瘍。

犬の中では一番多いと言われているガンです。

リンパ腫には

  • 多中心型
  • 縦隔型
  • 消化器官型
  • 皮膚型
  • 節外型

の種類があります。

リンパ腫は、食欲不振や体重の減少、嘔吐や下痢、リンパの肥大化などの症状がみられます。

乳腺腫瘍

良性のものありますが、特に女の子の犬に発生が多い腫瘍です。

幼いころから避妊手術をすることで、発生を減らすことができます。

乳腺腫瘍になると、乳腺にしこりがみられるようになります。

しこりがあると感じた場合は、すぐに病院に連れていきましょう。

パグ脳炎

別名:壊死性髄膜脳炎と呼ばれるパグ脳炎

パグの発症が特に多いため、パグ脳炎という名が付きました。

最悪の場合死に至るという、私たちパグの飼い主からすると、もっとも恐れる病気です。

1日に何度も全身痙攣が起きたり、よだれを垂らしたりと普段とは明らかに違うような症状が見られます。

怪しい気配を感じたら、すぐに病院に連れて行きましょう。

その時に症状を記録した動画や写真があると、獣医師さんも参考にしやすいです。

てんかん

パグはてんかんも多い犬種です。

今まで普通にしていても、急に発作が始まります。

私が飼っているパグもソファーに座っている時、急に発作が始まり、

ソファーから落ちたことがありました。

私は何がなんだか分からず、私はパニック状態に。

何分もというわけではありませんが、怖くて不安で。

体感時間がとても長く感じました。

このてんかん「パグ脳炎と同じく、症状が現れたら動画で撮るようにしてください。

「そんな余裕がない!」という気持ちもとても分かります。

しかし、動画に残しておくことで治療するための手掛かりになるかもしれません。

また愛犬にてんかんが起きた場合は、飼い主からするととても長く感じます。

獣医師さんに「だいたいどれぐらいの時間でしたか?」と聞かれることがあります。

飼い主側からすると、長い時間のことのように感じるため、
だいたいの時間を計って、獣医師さんに伝えるのも大事なポイントです。

一緒に人生を歩む、大切なパートナー

いつでも癒しを与えてくれる「パグ」

私も愛犬のパグにどれだけ癒されたか数えきれません。

時々拗ねますが甘えん坊で、人懐っこくて可愛いくて。

パグ特有のケア方法や飼い方もありますが、「パグを飼って大変だな」と感じたことは1度もありません!

パグと一緒に幸せなドッグライフを送りましょう♪